シンデレラフィットも簡単!自作のダンボールボックスで家の隙間を収納に使おう

ダンボール職人

 

ダンボールは丈夫で軽くて頼れるヤツ。自分の好きな大きさに切って組み立ててれば、衣服やおもちゃの収納にもぴったりです。しかし、そのまま収納ボックスにするには見た目がダサい……という意見も。茶色のダンボールの表面に『天然水500ml×24』とか『みかん』とか書かれていると、お客さんが家に来た時に「あの人、貧乏なのかな?」と思われそうでイヤですよね。

そこで今回は、ダンボールのリサイクル企画。『ダンボールをきれいにデコレーションしてダンボールボックスを作ってみよう』と思います!

 

【目次】
シンデレラフィットのダンボール箱を作る方法
衣装ケースにぴったり!キューブボックスの作り方
ぐっと本格派!持ち手のあるウッド風デザインのダンボールボックス
麻袋を使って西海岸風に仕上げるダンボールボックス
麻紐×ペーパータオルでおしゃれな小物ケースに

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○シンデレラフィットのダンボール箱を作る方法

皆さんはシンデレラフィットという言葉をご存知でしょうか?

誰もが知る童話・シンデレラ。物語の最後で王子さまはシンデレラの落とした靴にぴったりと足が入る女性を探して国中を捜索します。どんな女性の足にも入らず、シンデレラの姉はかかとを切り落として靴に足をねじこむという場面も……。そう、『シンデレラフィット』というのはシンデレラの靴のように、ぴったりとはまるフィット感のことなんです。

このシンデレラフィットを既製品で再現するのはなかなか難しいです。

例えば、テレビ台の下の隙間。ここを収納にあてられたらなあ、なんて思いますが、横にひらべったく、高さのない収納ボックスはなかなか見つかりません。

そんなときに出番になるのがダンボール!

ダンボールなら、高さぴったりの箱が簡単に作れます。

では、実際に作り方をまとめてみたいと思います。

 

材料

・ダンボール

・布(最終的にダンボールに貼るものなのでお気に入りの柄や部屋のインテリアに合うものを吟味してくださいね!)

・ボンド

・ガムテープ

・カッター

・メジャー

・定規

・鉛筆


作り方

  • もっとも重要なのはシンデレラフィットのサイズ感!ということで、ここを収納スペースにしたいと思った場所のサイズを測ります。ミリ単位のジャストフィットで作ってしまうと、布を貼ったときにつっかかってしまうかもしれないので、マイナス1㎝を目安に作るのがベターです。
  • ダンボールを希望のサイズにカットしていきます。一度ダンボール箱を解体して、切りやすくしてからカットしたほうが楽に切ることができます。
  • ダンボールを好みの形に切ったら、次はガムテープで組み立てていきます。ダンボールがずれないように、小さくテープを切って仮補強をしながら貼るのがおすすめです。最終的に中に入れるものが重いものの場合は、ダンボールの底をガムテープで十字に貼ると強度が高まるのでやっておきましょう。

 

★フタの部分も活用しよう

箱の高さとフタの大きさが合っている場合は、そのまま内側に折りこんでしまいましょう。こうすることでダンボール箱が補強されます。切る必要がある場合も、カットしてから内側に添えると強度があがるのでおすすめです。

 

  • ここで最終確認です。ダンボールの高さはちょうどいいか、一度スペースに入れてみてください。入れたときに高さがぴったりすぎる場合は、指が入るくらい開けるように調節しましょう。持ち手の穴を付ける場合は良いですが、そうでないと出し入れが大変になってしまいます。
  • ダンボールのサイズが決まったら、布を貼っていきます。売っているもののように完璧にしよう!と思うと難しいので、『収納したときに見える部分』だけをキレイに見せる、という感じでOKです。

指にボンドをつけて、布全体に塗り、側面からどんどん貼り付けていきましょう。裏は見えないから……と裏面はダンボールむきだしのまま、というのでももちろんOKです。また、「中もきれいにしたい!」と裏側にこだわるのも楽しいかもしれません。オモテ面はキレイな花柄、裏面はパッと目をひくオレンジ色の布、なんて感じに差異を出すとお店で売っているような仕上がりになると思いますよ!

 

  • これでダンボールボックスは完成ですが、ボックスの大きさが大きい場合は、なかに小さなボックスをプラスして、仕切りを作るのもおすすめです。こうすることで、ダンボールボックスの強度をあげることもできますし、内側に貼り付けた布の粗さを隠すこともできます。

リビングに散乱している子どものおもちゃや電源コードなど、散らかってしまうのはしょうがないか……とあきらめていたものも、すっきり収納ができて気持ちがいいです!

テレビ下に収納ボックスを作れば、わざわざほかの部屋まで片付けにいかなくてもOKですしね。

また、ダンボールで作ったボックスなので、汚れても壊れてもまた作ればいいかと思えるのが精神衛生上とても良いです。

ステキな布が見つかったら取り替えるのも良いと思いますし、季節ごとにボックスを変えてみても良いと思います。

○衣装ケースにぴったり!キューブボックスの作り方

子供部屋の衣装ケースを買おうかな?と思っているママさんにおすすめなのが、ダンボールで作るキューブボックスです。

できあがったキューブボックスに水玉やチェックなどのカラフルな布や包装紙を貼れば、お子さんも大喜びの衣装ケースをつくることができますよ!

材料

・ダンボール箱

・ガムテープ

・好みの包装紙や布。

・カッターナイフ

・木工用ボンド

・100円ショップなどで売っているネームプレート

・両面テープ

 

作り方

  • まずは取っ手の部分をどうしたいのか紙に製図します。指を入れやすい大きさ、形にしましょう。

 

  • 今回は正方形のキューブボックスをつくるので、ダンボールを正方形の形で5枚作っておきます。

 

  • 取っ手の部分をカッターナイフでくりぬきます。くりぬきおわったら、ガムテープでダンボールの上部分と取っ手部分を補強します。

 

  • 先ほどパーツごとに5枚作ったダンボールをキューブ状に組み立ててガムテープで留めます。

 

  • 木工用ボンドを使って布、もしくは包装紙を張り付けていきます。ノリを塗るときは、絵を描くときに使う筆を使うと塗りやすいです。100円ショップなどで手に入るので、あると便利です。

布を貼り終えたら、最後にネームプレートを両面テープで貼り付け、完成です。

ワイヤーネットのラックなどに収納すると、ぐっとかっこよくなりますよ!

○ぐっと本格派!持ち手のあるウッド風デザインのダンボールボックス

DIYが趣味の方にぴったりなのが、『持ち手の付いたウッド風のデザイン』。カントリーミュージックがBGMに流れているステキな喫茶店に置いてある、お客様の荷物入れ、あれです!

今回は木製の持ち手の付いた本格派デザインのものを作るので、ボックスを持ち上げるのも楽々です。

おうちにいながらにしてカフェ気分を味わえるステキなダンボールボックスを作ってみませんか?

 

材料

・ダンボール

・100円ショップで売っている工作用の板材

・インテリア用として売っている大きめのマスキングテープ(ウッド風に作るのであれば木目のものを。気に入った柄で作ってみるのももちろんOKです)

・電動ドライバー

・ネジ6本

・カッター

 

作り方

  • まずはダンボールのフタをカット。そして、インテリア用のマスキングテープを貼っていきます。コツはマスキングテープを長めにカットすること。ダンボールの内側から外側に向かい、折り返して貼り付けていくことできれいに貼ることができます。ダンボールの側面全体にマスキングテープを貼っていきましょう。

 

・おすすめマスキングテープ

 

木目調のマスキングテープ価格 944円

レビュー

『初めてやってみましたが、貼り直しのときも生地が伸びないためやりやすいです。

貼ったあとも剥がれないので満足しています』

『キッチンの扉をDIYしました。木目柄(にれ)もいい感じ!貼り付けも想像以上に簡単で手頃な値段でリメイクすることができました』

 

柄物のおすすめテープ 価格 826円

レビュー『貼りやすかったです。白い壁に 貼りましたが 値段 以上の仕上がりになりました。』

 

『マスキングテープ』というと、ぺらぺらで薄いテープを想像しますが、インテリア用のマスキングテープは壁や家具に貼ることができるものなのでとても丈夫です!うまく貼れなかったときは何度もやり直してできるので、落ち着いてトライできるのも良いところです。

ご紹介した柄物のマスキングテープ『ニトムズ インテリアフィルム』はほかにもさまざまな柄がありました。『マスキングテープ インテリア用』で検索すれば、さまざまな柄が出てくるので、木目以外にもお気に入りの1枚をみつけてみるのも楽しそうです。

 

  • 100円ショップで購入した板材をダンボールボックスに取り付けます。ダンボールの持ち手になる部分にネジで取り付けましょう。木材を箱の内側と外側から挟むように固定したら、内側からねじ留めします。反対側の側面も同様に。柄物のマスキングテープを使用する場合は、その柄に合わせて木材の色味を変えるのもおすすめです。木材にぴったりなのは、ステイン塗料というもの。いろんな色味が出ているので、好みの色を見つけるのも楽しそうです!

 

アサヒペン 水性ウッドリフォームペイント ホワイト 0.7L 価格 2,093円

レビュー『二度塗りのペンキと迷っていましたが、塗る量(箇所)が多かったので一度塗りの本商品で良かったです』

木目のマスキングテープと木材の持ち手で仕上げれば、カフェ風のデザインに。柄物のマスキングテープで仕上げれば世界にひとつのオリジナルダンボールボックスに。

衣装ケースにしたり、クローゼットの下の収納に使ったり……とさまざまな使い方ができそうです。

○麻袋を使って西海岸風に仕上げるダンボールボックス

内側に布が貼ってある、おしゃれなカゴボックス。ああいうのが欲しいなあと思ったら、ダンボールの出番です!

コーヒーの麻袋を使えば、ダンボールも一気におしゃれに。西海岸風のさわやかなインテリアを目指してみませんか?

 

材料

・ダンボール

・コーヒーの麻袋

・木工用ボンド

作り方

  • まずはダンボール箱のふたを切り取るか、フタを内側に折りこみます。フタを内側に折りこんだほうがダンボールボックスの強度はあがります。重いものをいれたい方は折り込んだほうがグッド。見た目重視!中身はそんなに重いものはいれないという場合は、フタを切っちゃいましょう。

 

  • コーヒー豆の入っていた麻袋をダンボールに貼り付けていきます。側面よりもちょっと大きめにカットして、木工用ボンドで貼り合わせていきましょう。ポイントは側面の大きさよりも大きめにカットして、底に折りこんで貼ることです。こうすることで見た目がキレイなボックスが仕上がります。

 

  • これで西海岸風ボックスは完成ですが、最後にペイントしてみてもグッと可愛らしくなります。メンティングテープなどをボックスに貼り、ペイントマーカーなどを使い、テープの貼られていない部分に色を付けていきます。こうすることで簡単にボーダーの柄を作ることができます。テープを上手に使って、三角形や線など工夫してみてくださいね!

○麻紐×ペーパータオルでおしゃれな小物ケースに

こちらも麻を使ったダンボールボックスです。麻はナチュラルな素材なので、センスのいい部屋にベストマッチ。コツをつかめば、いろいろなサイズのものが作れるので、お部屋の小物整理にぴったりです。

 

材料

・ダンボール箱

・麻ひも

・リボン

・ハサミ

・グルーガン

・ペーパータオル(布でも可)

 

作り方

  • ダンボール箱のふたをハサミでカットしていきます

 

  • 麻ひもをダンボールに巻き付けていきます。最初にグルーガンで紐を留めておくとグッド。巻いていく間に緩まないよう、きつめに巻いていくのがコツです。全体的に巻き終わったら、最後もグルーガンで留めます。

 

  • リボンを麻ひもの上から巻いて、グルーガンで留めます。よりナチュラルな雰囲気を出したいときは、リボンをつけなくてもOKです。

 

  • 最後にダンボール箱の内側にペーパータオルを入れてグルーガンで留めます。より強度を高めるのであれば、布にしたほうがよいでしょう。

 

さいごに

さまざまなダンボールボックスのリメイク方法をまとめてみました。

気に入ったボックスがあれば、ぜひ作ってみてくださいね!

「不要だな~」と思っていたダンボール箱が、宝物になりそうです!

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