ホームセンターVS通販サイト。ダンボールの120サイズを10枚購入するならどっちが良い!?

ダンボールの基礎の基礎

通販で売っているダンボール。そしてホームセンターで売っているダンボール。

ダンボール会社が直接出店しているのだから、通販のほうが安いんじゃない……?とぼんやりと思っていた私だったのですが、果たして本当にそうなのでしょうか……??

今回はホームセンターで売っている120サイズのダンボールと通販サイトで売っているダンボールの値段をしっかり比較してみたいと思います!

【目次】
通販サイトでダンボールを購入するメリット
ホームセンターでダンボールを購入するメリット
通販サイトVSホームセンターのガチ対決!
結論:安く購入したいならホームセンター。商品重視なら通販サイト

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〇通販サイトでダンボールを購入するメリット

通販サイトでダンボールを購入するときのメリットをまとめてみます。

 

  • 品ぞろえが良い

ホームセンターのオンラインショップの場合は、「すべてのホームセンターで扱っているダンボール箱」を見ることはできず、ホームセンターごとに比較する場合、あちこち検索窓を開いてダンボール箱を検索しなければいけません。その点、通販サイトは一個のサイトで大量の商品と比較することができます。

 

  • レビューが豊富

過去に購入した方が詳しくレビューしてくれているので「どんなものが届くのか」参考にすることができます。

 

  • 自宅に届けてくれる

大量にダンボール箱を購入した場合、家まで持って帰るのは一苦労……。通販サイトなら、家まで商品を届けてくれるのでダンボールを大量に購入してもOKです。

〇ホームセンターでダンボールを購入するメリット

次にホームセンターでダンボールを購入するメリットをまとめてみます。

 

  • 送料がかからない

大手通販サイトで『ダンボール』と検索すれば、さまざまなダンボールが出てきます。通販で買えないダンボールなんてないのでは……?と思うほど。

とはいえ、通販サイトにはデメリットが……。それは『送料がかかる』ということです。

ダンボールによっては、送料が1000円を超えるところもあり、欲しいダンボールの枚数が少なければ少ないほど、購入するのに躊躇してしまうと思います。

ダンボール1枚120円で送料が1000円なんて買う気が失せてしまいますよね。

この『送料が高い問題』を解決してくれるのがホームセンターのオンラインショップです。

ホームセンターのオンラインショップには、そのホームセンターで取り扱っているすべてのダンボールを購入することができます。このとき、配送方法を『自宅』ではなく、『最寄りのホームセンター』に設定することで、送料無料で近くのホームセンターまで届けてくれるのです。

通販のように「〇点以上お買い上げの方のみ」や「○○円以上お買い上げの場合のみ」といった制限もないので、購入するダンボールの枚数が少なければ少ないほど、ホームセンターで購入したほうがお得になります。

 

  • 直に見て確認することができる

「丈夫」「引っ越し用」と書かれていても、実際に手にしてみたら「思ったほど丈夫そうじゃない……」ということがあります。通販サイトのデメリットは実物を見てから購入することができないということ。その点、ホームセンターなら、実物を見てから納得して購入することが可能です。

〇通販サイトVSホームセンターのガチ対決!

通販とホームセンターのガチ対決。この勝負をできるだけ公平にするために、今回は『120サイズのダンボール箱10枚を購入する』という条件に設定しました。

というのも、通販サイトではダンボール箱を多く購入すればするほど、どんどん安くなるので、例えば『ダンボール箱100枚』となると価格に雲泥の差がついてしまうからです。逆に、ダンボールを1枚だけ購入する場合は、通販サイトは送料もかかるのでホームセンターにはかないません。

そこで、中間をとって、ダンボール10枚とすることにしました。

では、結果をさっそく見て行きましょう!

 

★ダンボールの価格目安

 

楽天(通販サイト) 2,440円(送料込み)
Amazon(通販サイト) 2,820円(送料込み)
コメリ(ホームセンター) 1,780円(1枚178円)
DCM(ホームセンター) 1,820円(梱包用ダンボールボックスセット)
コーナン(ホームセンター) 2,180円(1枚218円)
ロイヤルホームセンター(ホームセンター) 取り扱いなし

比べてみたところ、ホームセンターのほうが価格的に安いという結果になりました。もっとも安いのはコメリの1枚178円です。逆に意外にも『送料無料』がウリのAmazonのダンボール箱が一番高いという結果になりました。Amazonの場合、『送料無料』といっても、最初から送料を料金に乗せているということなのかもしれないですね。

この結果から、「ホームセンターで買うのが良いですよ!」と結論付けたいところなのですが……。気になることが1点……。

それは『この商品は本当に良いものなのか?』ということ。

ホームセンターのオンラインショップにはレビューがないのと、詳細情報がほとんど書かれていないので、オンラインショップで購入する際に、ちょっと怖いなあと思いました。

ちなみにコメリでは、商品説明の欄には、以下のことが書かれていました。

 

・宅配サイズ120

・ダンボール厚さ:約4mm

・ケース入数:10

・A3サイズなど書類保管用に

唯一、手掛かりとなるのは『ダンボールの厚さ4㎜』と『A3サイズなど書類保管用に』というところ。あとで説明しますが、ダンボールの厚さは商品をイメージするうえで非常に重要です!

ここで、もう一度通販サイトの情報に戻ってみます。

楽天で売っていたダンボール、この商品の詳細情報をご紹介します。

 

【毎日出荷】ダンボール (段ボール) 120サイズ 10枚セット(切込み取っ手穴) ダンボール 段ボール ダンボール箱 段ボール箱 引越し 引っ越し 送料無料

メーカー希望小売価格       2,670円 (税込)

価格     2,440円 (税込)

レビュー平均★4.65

『棚の中身を一旦段ボールにしまってから、新しい棚を購入し中に入れたかったので、購入したのですが足りなかったので追加購入です。5枚で良かったのですが値段の関係で10枚にしました。すぐ発送されるので助かります。段ボールを袋に入れてそのまま発送されるので。多少凹みなどが出ます。

(数枚はけっこう凹んでた)それを許容範囲とするなら大丈夫だと思います。本やCDを一旦しまえたので助かりました』

 

『引っ越しのために購入しました。持ち運びを考え、取っ手のあるものを選びました。

厚手のビニールで梱包され、とてもきれいな状態で届きました。商品は、リンゴやミカンの箱と比べると薄いので少し心配でしたが、コストパフォーマンスを考えると十分だと思います。自宅で食器などを詰め、積み上げていますが、箱が潰れたり崩れたりはしていません。取っ手が破れたことも、今のところないです』

 

レビューは高評価のものが多く、皆さん、価格も満足しているとのことでした。

こちらの会社の商品ページには、以下の詳細情報も載っていました。

 

型式  A式(みかん箱型)取っ手穴付き
サイズ(外寸) 45×35×高さ32cm(宅配便120サイズ相当)
材質  K5×K5 (中芯160G)【古紙+バージンパルプの原紙を使用】
紙厚 4mm(中芯段数 40±2個/30cm)
クラフト 無地
生産国  日本

 

ホームセンターのオンラインショップの情報に比べると、ぐっと情報量が増しましたね。

では、この表をさらに詳しく見て行きましょう。

 

~この表の見方~

 

型式……

ダンボール箱というと、みかん箱タイプを想像しますが、実はダンボール箱のタイプは10種類以上あります。差し込み式や風呂敷のように包むものなど、調べてみるととても楽しいと思いますよ! みかん箱タイプ=A式と覚えておけば、型式で『A式』と書かれていた時に想像しやすいと思います。

 

サイズ……

内寸は、箱の内側の寸法のこと。外寸でぴったりの箱を選んでしまうと、商品が入らないということもあるので、内寸が表示されていない場合は、商品よりも5㎜~10㎜程度大きいダンボール箱を選ぶのが正解です。

 

材質……

普段、ダンボールを使用するときは「このダンボールはどんな素材なんだろう?」と思うことはほとんどないと思います。むしろダンボールの素材に種類があること自体、知らないという方も多いかもしれません。

ダンボールを使ったあとは資源ゴミに出しますよね。その後、ダンボールは捨てられるわけではなく、リサイクルされます。日本では95%以上のリサイクル率を誇っています。

ダンボールの材質というのは、この『リサイクルされた古紙』がどのくらい入っているのかによって分かれます。

ダンボールを真横から見ると、オモテとウラの厚紙がナミナミの厚紙を挟んでいるのが分かると思います。このオモテとウラの厚紙を表ライナー、裏ライナーと呼びます。そしてナミナミの厚紙を中芯と呼びます。

材質のところに『K5×K5』とあったのはオモテとウラのライナーを『K5』という材質で作っているということです。中芯160Gというのは、中芯を160gのものを使っているということです。

 

ちなみに、現在、普通に入手できるライナーは以下のものです。

C5<K5<K6<K7

右に行けば行くほど強いライナーになります。

昔はDライナーというものもありました。これは100%古紙からできているもの。対してKライナーというのはバージンパルプを多く含んでいる紙です。昔はバージンパルプ100%でできていました。今は古紙のリサイクル技術が進んだので、古紙を50%ほど含んだものもKライナーになります。

『K5』というように、後ろについている数字は重さの単位。

昔は『もんめ』(5円玉の重さ)で重さを表していたので、そのなごりで呼ばれているのです。K5ライナーが今は一般的によく使用されているものになります。

 

紙厚……

紙厚とは、紙の厚さのこと。こちらは専門用語では『フルート』と呼びます。今回のダンボール箱は『4mm(中芯段数 40±2個/30cm))と書かれていますが、これはCフルートというものです。

商品レビューに『スーパーの野菜用のダンボール箱と比べると、ちょっと薄かった』と書かれていた人がいましたが、その『スーパーの野菜用のダンボール箱』というのはAフルートで作られたダンボール箱なんです。日本ではAフルートで作られたダンボール箱が主流です。対して、Cフルートは海外、とくにヨーロッパで主流となっているダンボール箱です。AフルートとCフルートでは以下のような違いがあります。

 

Aフルート……日本でスタンダードなフルート。シートの厚さは5㎜。30cm内になみ模様が34±2個になるものとされています(前後2個までの誤差はOK)。強度があるので、流通しているさまざまなダンボールに使われています。スーパーでよく見かける厚みです。

 

Cフルート……欧米のほか世界のほとんどの国ではこちらが主流となっているフルート。Aフルートよりも20%ほど薄く、ナミナミが細かくなっています。厚さは約3.5~3.8mm、30cm内になみ模様が40±2個になるものが当てはまります。通販で購入した際、「思ったより薄い」と言われやすいのがこのCフルート。

 

このほかに、薄いBフルートや、Wフルートと呼ばれる分厚いフルート(AフルートとBフルートを貼り合わせたもの)など、ダンボールの厚みはさまざまあります。このフルートを知っておくだけで「Cフルートと書かれているからちょっと薄めなんだな……」とか「Wフルートと書かれているから分厚いんだな」などと、注文するダンボール箱の検討をつけることができます。

 

色……

多く出回っているダンボール箱はクラフト色と呼ばれる象牙色のような色をしています。あの色は木の色の名残です。ダンボールは古紙を含んでいるため、製造途中に漂白します。そのため、ちょっと白っぽくなるのです。しかし、中には白や黒など、色がついているものもあります。これはダンボールの一番上の紙だけを白いもので貼ったもの。このように、白以外にもいろいろなカラーでダンボール箱は作ることができます。

 

生産国……

日本のものはしっかりしていて丈夫と、一時期日本のダンボール箱が海外で売れまくり、日本で品薄になってしまったという事件もありました。日本製のダンボール箱と明示してあると、安心して購入することができますね!

〇結論:安く購入したいならホームセンター。商品重視なら通販サイト

結果、「中身を安全に送れれば良い!少数買えればOK」ということなら、ホームセンターで購入するのがおすすめ。「こだわりのダンボール箱を購入したい」ということなら、通販サイトで購入するのが良いのかなと思いました。どんなダンボールが欲しいのかイメージを持って数字を見れば、通販サイトはイメージ通りのものが購入できそうです。安さを取るか、材質を取るか。用途に合わせて、ぴったりのダンボール箱を購入してくださいね!

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