ダンボールのサイズ

送られてきた時は気にならないけれど、自分が送る時には気になるのが、ダンボールのサイズです。
今回は、分かっているようで実はあまりよく分からない、ダンボールのサイズについてのあれこれをご紹介しましょう。

○ダンボール箱のサイズを表す単位って?


ケーキのサイズは○号、指輪のサイズも○号。
では、ダンボール箱のサイズはどういった単位であらわされるのでしょうか。
答えはズバリ! 「○○サイズ」です。
○○には60サイズ、80サイズ……といった具合に、数字が入ります。

単位が分かったら、次に「その微妙な数字の意味って一体何なの?」という疑問が浮かんできませんか?
ややこしいから、小さい順に1号2号……と呼んでいけばいいのに、と思うかもしれません。
が、しかし! なんとこの数字、ややこしく見えて実は逆に、ダンボール箱の大きさを簡潔に表現してくれているのです!


この数字の正体は、組み立てたダンボール箱の《幅》と《長さ》と《深さ》の3辺を合計したものです。
60サイズのダンボール箱で、ざっくりとした例をあげると、
《幅》20cm、《長さ》25cm、《深さ》15cm
20+25+15=60
よって60サイズ……となります。

例に挙げた、よくある長方体タイプのダンボール箱はもちろんのこと、あまり見かける機会はありませんが、1辺が20cm四方の立方体タイプのダンボール箱でも、同じ60サイズに分類されます。
メーカーによって多少のずれはあるものの、どの60サイズダンボール箱も、《幅》《長さ》《深さ》の合計が60cm以内になるように設計されています。

つまり、「3辺の合計が○cm以内」という大まかな規格があるだけで、《幅》《長さ》《深さ》をそれぞれ何cm以内にしなければならない等という、明確なルールはないのです!
そうなると、ケーキや指輪のように、1号2号……という、規格が決まった単位ではくくりづらいですよね。

ちなみにケーキの4号サイズは、直径12cmで、2~4人前だそうです。
指輪の9号サイズは、直径15.7mm、円周49.2mmです。

ダンボール箱の「○○(3辺の合計)サイズ」、アバウトながらも実物大がイメージしやすくて、親切な単位といえるかもしれませんね。

○ダンボールのサイズいろいろ



一口にダンボールといっても、形状も大きさもさまざまです。

宅配便で取り扱われているダンボールのサイズは、主に60~160サイズです(ゆうパックのみ、170サイズまで取り扱いがあります)。
60サイズから20刻みで、80、100、120……と、数字が大きくなればなるほど、箱のサイズも大きくなります。

引越しでよく使われるダンボール箱は、SML、または小中大とされていることが多いです。
各社で多少のばらつきはありますが、サイズに直すと、だいたいこのようになります。
・S(小)……100サイズ
・M(中)……120サイズ
・L(大)……140または160サイズ

また、近頃はネットオークションが普及したおかげか、私たちが購入できるダンボール箱のサイズも多様化してきました。
小さなものでは、名刺が約50枚入るくらいの、ポストに投函できる大きさのダンボール箱があります。
逆に大きなものはというと、200サイズなどという特大ダンボール箱も存在します。
いずれもネットやホームセンターで、簡単に手に入ります。
気にして探してみると、意外なサイズを発見できたりして、おもしろいかもしれませんね!

さて……突然ですが、このページ内で「ダンボール」・「ダンボール箱」と、呼称がブレていることにお気づきになられましたでしょうか?
なぜそうなったのかというと、ダンボールが箱型(立方体、長方体)とは限らないからなのです!
ポスター等を丸めて入れるダンボールは、細長い円柱や三角柱の形状をしているものがあります。
また、ちょっとおしゃれな家型のギフトボックスなども売っています。

梱包材としてのダンボール、本当にたくさんの形や種類がありますね!
ちやみに……こちら以降は、「ダンボール」と呼称を統一しますので、細かいことは気にせず、のんびりとお楽しみください。

○ダンボールのサイズ、送る中身にあわせてこう選ぼう!


すき間なく物がぴっちり収まったダンボールって、見ていて気持ちがいいですよね。
でも、ちよっと待って!
宅配便で送る場合、ジャストサイズが正義とは限らないのです!
いくつか例を見ていきましょう。

・壊れやすいもの
周りにたっぷり緩衝材を入れて、運搬車の振動や荷下ろしの衝撃から、中身を守る必要があります。
中に入れる物よりも、ひとまわり大きなダンボールを選びましょう。

・大量の本や雑誌、紙類
こちらもついついジャストサイズを選びたくなりますよね。
けれど、万が一中身が濡れてしまったら、せっかくの荷物が台なしになってしまいます。
水濡れ予防のために、ビニール袋に入れたり、エアーキャップで包んだりといった対策が必要です。
大きいダンボールにぴちっと並べてたくさん詰められるので、ひとまとめにして送りたい気持ちも分かります。
しかしここはぐっとこらえて、あえて小さいサイズのダンボールを選び、複数個口に分けて送りましょう。
本や紙類は、見た目よりも重たいもの。
大きいダンボールにまとめて入れてしまうと、底が抜けてしまったり、ダンボールが破損した上に中身にも傷がついてしまったりと、いいことがありません。

・衣類
こちらも防水対策が必須です。
ジャストサイズを選んでも大丈夫ですが、蓋がきちんと閉まる程度にしておきましょう。
詰め込みすぎて、蓋面や底面が盛り上がっている状態で送ると、やはりダンボールの破損につながります。

・食品
割れたり漏れたりを防ぐために、緩衝材が必須ですので、大きめサイズ推奨です。
ひとつひとつを緩衝材で包んでから、中身が動かないよう、外箱との空間にも緩衝材を詰めましょう。

そんなにも神経質にならなくたっていいんじゃないの? と思うかもしれませんが、気をつけるに越したことはありません。
なぜなら、相手先に届くまでの間、宅配の荷物は、なかなかハードな環境に置かれるためです。

あなたが預けた荷物は、配送センターでオートメーションで仕分けされます。その際、転がるローラーに乗って運ばれていきます。
ローラー滑り台で遊んだ経験のある方は、お分かりでしょう。お尻から背骨を伝わり、脳を揺らす微振動が感じられますよね。
仕分けの際、同じことがあなたの荷物にも起こっているのです。

さらには積み込まれた大型トラックの中で、そして配送車の中で、他の荷物とぎゅうぎゅうになっていたら……何の対策もなく詰めたおせんべいなんて、すぐに割れてしまいそうですよね。
おせんべいでなくとも、多方向から圧がかかるため、外箱と中身の間に多少の遊びがなければ、中身に直接ダメージが伝わってしまいます。
そこから起こる悲劇は、想像に易いはずです。

○引越しのダンボールのサイズは、どう選べばいいの?


私は過去に6回ほど、引越しを経験しています。荷造りって本当に大変で、とても悩ましいですよね。
「ダンボールのサイズいろいろ」の項目にも書きましたが、引越し業者さんは、だいたい3種類の大きさのダンボールを置いていってくれます。

・S(小)……100サイズ
・M(中)……120サイズ
・L(大)……140または160サイズ

これらにそれぞれ、何を詰めていったらいいのでしょうか。
どこから手をつけたらいいのか、少しでも参考になるように、だいたいの目安を挙げていきましょう。

・S(小)……本、CD、DVD、ゲーム機、小型家電(時計、ドライヤーやひげそり等)、化粧品、バス用品、トイレ用品、洗剤類、下着類、食器類、食品、調味料
・M(中)……衣類(シャツやスカート等の薄物中心)、靴、バッグ、調理器具、ランドリーグッズ
・L(大)……衣類(アウターやコート等のかさばるもの)、シーツや布団カバー、クッション

以上から分かるように、引越しではこまごまとしたものがたくさん出るため、Sサイズを一番多く使います。次にMサイズです。
私の主観では、「大は小をかねる」で、たくさん必要だと考えていたLサイズは、思っていたよりも使いづらい印象でした。

ちなみに引越しの際のダンボールは、宅配便と違って、必ずしも蓋を閉めなくてもいいのです。
荷造りをしていると、掃除機や扇風機など、どうしても箱に入りきらないものが出てきます。
そのような場合は無理に蓋をしなくても大丈夫です。
底から入りきる部分まで、緩衝材としての役割をダンボールに担ってもらいましょう。むき出しの状態よりも、はるかに運びやすく、壊れにくいはずです。
製品の一部がはみ出していても、引越し業者さんがうまいことトラックに積んでくれます。

また、どうしても大きさが足りないものが出てきたりもします。
そういった場合は思い切って、ダンボール2つをそれぞれ蓋と底として、組み合わせて使うのも、ひとつの手です。


引越しの荷物は、イレギュラーな梱包方法がまかり通ったりするので、いろいろと工夫してみると楽しいですよ!

○おわりに……


ダンボールのサイズについて、あれこれご紹介しましたが、欲しかった情報は手に入りましたでしょうか?
雑学や豆知識的な内容もふんだんに盛り込んでしまいましたが、少しでもダンボールに興味を持っていただけたら、すごくうれしいです。

他の記事には、もっとディープな雑学や、お役立ち情報なども載っています。
ぜひぜひ、飛んでみてください!
新たな発見があること、間違いなしですよ!