上手な梱包の仕方

 

ネットショッピングを利用した際、商品がキレイに梱包されていると、良い気持ちで受け取れます。逆に雑な梱包をされると、イヤな気持ちになってしまうもの。
大切な品物を送る際には、上手な梱包をして、気持ちよく相手に受け取ってもらいたいですよね。
そこで今回は、ダンボールを使った上手な梱包の仕方をご紹介します!

○上手な梱包の仕方の基本はジャストサイズ


上手な梱包をするうえで一番重要なのは『ジャストサイズのダンボール』を選ぶことです。
品物に対してダンボールが大きすぎると運ぶ際にガタガタと中で動いて、破損の危険性が高まってしまいます。
また、大きなダンボールに商品を入れると、ダンボールと商品の隙間を埋めるために「緩衝材」もいっぱい使わなければならず、「こんなにたくさんの緩衝材、捨てづらいよ……」と受け取った人を不快に感じさせてしまう可能性も。
商品を梱包する際は、商品とダンボールの間の隙間をできるだけ小さくすることを心がけましょう。
ダンボールをジャストサイズにすると、より安全に運ぶことができますし、宅配サイズをワンサイズ小さくすることで、送料が数百円も安くなるので良いことづくめです!

ジャストサイズにするメリット

・無駄な緩衝材をいれないことでコストを削減できる
・受け取ったお客様の印象が良くなる
・送料を節約できる
・配送中の破損の可能性を減らすことができる

○ダンボールの中に入れる緩衝材について学ぼう


フリマアプリ・メルカリのダウンロード数は8000万を超え、いまや人口の3割がフリマアプリを利用しているという時代。
個人間でも、商品をプチプチ(緩衝材)で包まずに送ってしまうと悪い評価をつけられてしまうので、誰かにモノを送る場合は緩衝材を用意したいところです。
以下、家に用意しておきたい緩衝材を紹介いたします。

・プチプチ

商品を保護する必需品といえば、これ! プチプチです。
(ちなみにプチプチとは川上産業がつけた登録商標で、正式名称は気泡緩衝材といいます!)
わたしは子どもの頃、親戚からお歳暮が送られてきたときに、母からもらってプチプチと潰して遊んでいました。
この空気の入ったプチプチの部分が商品を保護するのにとても役立ちます。
100円ショップやホームセンターで手軽に手に入れられるプチプチは、ロールタイプ(自分で好きなサイズに切ることができる)や袋タイプ(中に製品をいれて梱包できる)、封筒タイプ(封筒の内側にプチプチがついている)とさまざまなタイプが売られています。
ちなみに、プチプチはどちらの面で包んでもOKです。どちらの面でも衝撃を和らげる力は同じなので、包むものが滑りそうなものなら、プチプチしているほうを内側へ。電子部品やフィギュアのパーツなど、ぶつかって破損する可能性がある場合はプチプチしているほうを外側にするなど工夫しましょう。

・巻きダンボール

巻きダンボールとは、その名の通り、ダンボールだけど「巻くことができる」ものです。商品が四角ではなくていびつな形をしているという場合にぴったりの緩衝材です。
プチプチでも同じように巻くことができますが、ビニール系の素材は避けたいなあというとき、もっと強度が欲しいなあというときは巻きダンボールの出番です。
家電や家具などの大きな荷物を梱包したり、ダンボールの底に敷いて、上に乗せる商品へのダメージを軽減したりすることもできます。

・ ポリエチレンシート

発砲ポリエチレンを使ったシート状の緩衝材、……ときくとすごく難しいもののように感じますが、グラスなどを買った時にお店で包んでくれるポリエチレン製のシートのことです。実物をみれば「ああ、あれね!」と思われる方も多いでしょう。
どのようなものでも、布のようにやわらかく包むことができるのが特徴です。
ビンやガラスを包んだり、お皿を重ねるときにその間に挟んだりすることに使われています。
ただ、シート自体が薄いので緩衝材の効果として薄いようです。

・ウレタン

食器洗い用のスポンジにも使われている、クッション性の高いやわらかい素材のものをウレタンフォーム、発砲ポリウレタンと呼びます。
非常に軽く、また、伸縮性が高いので、ダンボールの中に詰める緩衝材にぴったりです。
また、ウレタンのなかはたくさんの気泡があるため、断熱効果も期待できます。

・バラ緩衝材

小さなまゆの形をした緩衝材。あの小さな発砲素材をバラ緩衝材と呼びます。発泡スチロールに似ている素材で、商品をダンボール箱に入れてバラ緩衝材で隙間を埋めると、保護効果はばっちりです。

・エアークッション(エアピロー)

空気が入ったまくらのような形をしているのでエアピローとも呼ばれています。梱包をする際。ダンボールと商品の間にできた隙間を埋めるのに重宝します。ホームセンターや100円ショップで、複数のエアークッションが繋がった状態で売られているので、隙間の大きさに合わせて切り離して使います。
使用したあとは穴を開け、小さく潰して捨てることができます。

~緩衝材の㊙テクニック~

プチプチで商品を包み、そのままダンボールに入れて梱包完了! でも良いのですが、相手に感動してもらう梱包を目指すならば、もうひと工夫しましょう。
ダンボール箱の中に緩衝材を敷く。このひと手間でダンボール箱がショックを吸収してくれるようになるんです。
緩衝材をダンボールの底に敷いたら、プチプチなどの緩衝材で包んだ商品を置き、商品とダンボールの隙間に緩衝材を詰めます。バラ緩衝材や新聞、エアークッションなどもよいですね!
このとき、受け取った相手がすぐに捨てやすい緩衝材を利用するとさらにポイントが高いです!
最後に、ダンボールのフタをする際は、緩衝材でフタをするとさらにグッド。箱を持った時に中でカタカタと動くようなら緩衝材がちょっと足らないかも。ケチらずに緩衝材を使って商品を保護してくださいね。

○ダンボールの上手な組み立て方を学ぼう


次にダンボールの上手な組み立て方を紹介します。緩衝材をきちんと入れたのに肝心のダンボールが底抜けした……! なんてことにならないためにも、テープの貼り方を工夫しましょう。

・十字貼り

箱の縦横にテープを貼り、強度を高める方法です。圧力のかかる中心部分がテープにより補強されるので、荷物の底抜けを防ぐことができます。

・H貼り

箱の左右と中央にテープを貼る方法です。箱の強度が増すのでこちらも良く使われている貼り方です。

・縦貼り

軽いものを送る際には、この貼り方でも問題はありませんが、強度としては不安が残る貼り方です。

底面を差し込むことでテープを使わないという人もいますが、ちょっとでも重さを感じるものならテープを使用するようにしましょう。
差し込みは便利ですが、簡単に抜けてしまうので注意が必要です。
これはきちんと運びたい! という荷物は十字張りをするようにしましょう。

○梱包に使いたいテープ


とくに何も考えずに100円ショップで購入した梱包用テープ。そのテープにも実はちゃんと名前と用途があるんです。

・OPPテープ(透明)

耐水性も耐湿性にも優れているのがOPPテープです。透明なので印刷された下の文字を隠さないというメリットがあります。デメリットは手では切りにくい、という点でしょうか。梱包用テープとしてポピュラーなテープです。

・クラフトテープ
クラフト紙素材のテープなので、手で簡単に切ることができます。また、マジックでテープの上に文字を書くこともできます。

・養生テープ
粘着力がある反面、剥がした後にのりが残らないという優れもの。建築工事や塗装、引越しなど、幅広く使用されています。

・布テープ
クラフトテープよりも粘着性があり、手で簡単に切れるのが布テープです。強度があるので、重いものを梱包する際にぴったりです。

 

○荷物別の上手な梱包の仕方


「あれはどうやって梱包するんだろう?」そんな素朴な疑問にお答えします!

食器類

ガチャガチャ動くとすぐに破損してしまう食器類は、段ボールに詰める際、ダンボールの底面にもしっかりと緩衝材を敷き詰めましょう。また、寝かさずに立てて入れたほうがグッド。商品を詰め終えたら、動かないように、新聞紙やポリエチレンシートなどの緩衝材でひとつずつ包んでいきましょう。
ふたがあるものの場合は、ふたと本体は別々に包みます。

ビン類

まずはしっかりと栓が閉まっていることを確認しましょう。液漏れするかもしれない……という場合は、事前にポリ袋などに入れておくなどの対策をしておきましょう。その後、新聞紙などの緩衝材でしっかりと包みます。

食品類

汁がこぼれる危険性があるので、液漏れを防ぐために密閉容器などに入れ、ビニール袋で包みます。
その後、隙間ができないようにダンボールの中に緩衝材を入れましょう。

魚介類(鮮魚など)

水気の多い魚介類は、まずはビニール袋に入れましょう。その後、ダンボールや発泡スチロールに入れます。発泡スチロールを使う場合は、ドライアイスをしっかりと詰めましょう。目安の寮は、60サイズ(約5L)の発泡スチロール容器の場合、2kgが目安です。発送する前はきちんと冷やしておきます。

精密機器(パソコンやプリンターなど)

一番良いのは、購入時の箱に入れ、購入時と同じ状態で送ることがですが、もし箱を処分してしまったという場合は、運送会社に専用資材を届けてもらいましょう(ヤマトでそのサービスをしています)。精密機器はとてもデリケートなので、梱包を集荷時にドライバーに任せたほうが安全です。

ポスター・カレンダーなど

ダンボールを三角形の筒状にして、丸めて入れます。筒状のものを送る際は、中心部分に芯になるものを入れるとなお良いです。また、ポスターを開いた上雷で梱包する場合は、厚紙で包むと良いでしょう。

絵画・美術品

絵画はとてもデリケートなものなので、運送会社に集荷・梱包・発送を任せたほうが安全です。
サイズが10号以下の場合は、ヤマト運輸の「アートボックス」(専用包装資材)に入れて送ることもできます。

車のタイヤ

ホイール付きのタイヤを送る際は、ホイールが傷付かないようにダンボール等で補強する必要があります。

○おわりに


梱包が苦手、という方によくよく話を聞いてみると、「商品を入れる箱がない」「緩衝材がない」「テープがない」ということがほとんどだったりします。
100円ショップに行けば、これらのものはすぐに手に入るので、意外とやってみると簡単に梱包できちゃいますよ!
ぴったりのサイズの箱に、気に入った色のプチプチなどで商品を包んでみる、など、いろいろこだわってみると、とても楽しいと思います。受け取った人の笑顔を想像しながら、ステキな梱包ライフを送っちゃいましょう!