本の宅配買取にも!本をダンボールに上手に梱包するテクニック【完全版】

ダンボールの基礎の基礎

皆さん、本を処分するときってどうしていますか?

わたしはいつも適当に本をダンボールに詰めて近所の古本屋に持っていっていたのですが、大事にとっておいたキレイな本に10円や20円の値を付けられ「古本の値段ってこういうもんかー」と思っていました。

しかし、友人にその話をしてみたところ、「宅配買取をお願いしてみたら?」と言われたのです。

 

「お気に入りの本を何冊か一斉に査定に出して、高かったところを厳選してそこにお願いするといいよ。そうしないと数千円損すると思うよ」

 

この友人の言葉に目がテンになりました。同じものを処分するのに、そんなに価格差があったなんて……!

そこで今回は、宅配買取のマメ知識も交えつつ、本をダンボールに上手に梱包するテクニックをまとめたいと思います。

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【目次】
ダンボールの梱包テクニック編
ダンボール探索編
宅配買取編

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~ダンボールの梱包テクニック編~

皆さん、『ダンボールに本を詰める』際、「ここに気を付けています!」というところはありますか?

ただなんとなく詰めていると、あちこち角が飛び出た不格好な姿になってしまいますよね。全部同じサイズの本ならよいのですが、家にある本は大抵バラバラなものです。

本を傷めず、キレイにダンボール箱に詰めるためには、以下のポイントを意識するとグッと上手になります!

 

・ポイント1 ダンボールのサイズは欲張らない

・ポイント2 漫画、大判の本など種類別に分けておく

・ポイント3 緩衝材をケチらない

 

【ポイント1 ダンボールのサイズは欲張らない】

詰めたい本がいっぱいあると、つい大きなダンボール箱を選びたくなりますが、大きすぎる箱は底抜けの原因になってしまいますし、ダンボール箱の中で本がガタガタと揺れて、本が傷む原因になってしまいます。

本は平置きしたときに、ぴったりと収まるように小~中サイズのダンボール箱を用意するのがベスト。持ち上げたときに、ひとりでも運べるようなサイズ感と覚えておいてください。

詰める際は、図鑑などの大きなものを一番下に、そして徐々に小さなものと平置きで並べていくと安定感のある積み方ができます。ただし、「平置き」したときに小さい本2冊ならぴったり底部に合うという場合は、ダンボールの底を最大限に使える後者を選択しましょう。同じサイズの本を2冊横に並べるときは、本を開くところ(小口といいます)は向かい合わないようにしてくださいね。向かい合って置くとページがこすれて破ける可能性が増すのでおすすめできません。

【ポイント2 種類別に分ける】

子どものおもちゃ箱を想像してみてください。子供に「お片付けして~」と言うと、あれもこれもぽいぽい箱の中にいれてしまうので、次に出すときに底の方のおもちゃを取り出そうとめいっぱい散らかしちゃいますよね。

本も、ダンボール箱の中にぐちゃぐちゃに詰めると、どこになにをいれたのかわからなくなり、目当てのものを探すのが難しくなりますし、本も傷みます。

漫画は漫画。新書は新書。と分けていくとサイズも揃うので、できるだけ本のサイズやジャンルで揃えていくと上手にダンボールに詰めることができますよ!

 

【ポイント3 緩衝材をケチらない】

 

本を詰めていくと、どうしてもできてしまうのが『隙間』。ダンボール箱と本の間に隙間があると、中で本が動いてしまい、取り出したときにゆがんでしまったり、ページが折れてしまうことも……。

本の隙間に本を詰める、というやり方をしている方も多いと思いますが、例えば、背表紙を下にして(本を上向きに立てたまま)本を詰めてしまうと本がゆがんでしまうので注意が必要です。

このトラブルを防ぐには、緩衝材をしっかり詰めることが大事です。

プチプチなどの緩衝材は100円ショップで手軽に手に入れることもできますが、家にあるものでも代用可能です!

以下、家庭にある緩衝材の代用品をまとめてみたいと思います。

 

・新聞紙

 

緩衝材の代用品として、もっともポピュラーなのが新聞紙。

その昔、わたしが大学生だったころ、田舎から送られてくるダンボール箱(食品などが入っていました)にはこれでもか!というほどの新聞紙が詰められていて「なにこれ……?」と思った経験があります。しかし、今になると、母は中のものを傷めないように新聞紙をいれてくれたんだな……としみじみ思います。新聞紙を詰めるときのポイントは、ぎゅうぎゅうに丸めすぎない、ということ。ふんわりと丸めたもののほうが緩衝材の効果がアップします。丸めて隙間に詰めたり、好きなサイズに切ったりして工夫してみましょう。

・ビニール袋

 

新聞を家でとってない!という方におすすめなのがビニール袋です。スーパーでもらえるビニール袋を緩衝材代わりに詰めちゃいましょう。

 

・ショッピングバッグ

 

この柄キレイだから……。なんとなくもったいない……と家にためがちなショッパー。この紙袋は材質が硬く、質が良いので本とダンボール箱の間が大きく空いてしまった時にはさむのに役立ちます。

 

・タオル

 

本を売るときに新品のタオルをいれるのはもったいないですが、引っ越しなどのときはタオルを緩衝材にするのもおすすめです。汚れたタオルを使ってしまうと、本が汚れてしまう危険性があるので、タオルは一度洗ったものを使ってくださいね。

~ダンボール探索編~

○ちょうどよいダンボールの見つけ方

 

宅配買取をやってみたいけど……適当なサイズのダンボール箱が家にない……とお困りの方も多いのではないでしょうか。

ダンボールは実はとっても簡単に手に入れることができるんです。以下、ダンボール箱の入手方法をまとめてみたいと思います。

 

・ぴったりサイズのダンボール箱を手に入れるならホームセンター

 

意外と知られていませんが、大手のホームセンターにはダンボール箱が売っています。一個から購入できるので、必要な分だけ購入できるのがよいところ。価格は大きさにもよりますが、小~中サイズなら120円~300円が相場です。

大手のホームセンターの場合、オンラインストアがあるところも多いので、店舗に行く前に覗いてみるのもおすすめです。

自分の欲しいサイズのダンボール箱があれば、オンラインストアで購入して、店舗で受け取るようにすれば送料もかかりませんよ!

・安い値段で数が欲しいときにはネット通販

 

大量の本を一度に梱包したい!というときはダンボール箱がいくつか欲しくなるもの。そんなときは、ネット通販が便利です。インターネットの通販は送料がかかってしまうことと、最低5~10枚以上一度に購入しなければいけないのがウイークポイントですが、ダンボール会社が直接売っている場合が多く、送料込みでも、たくさん買えば安く購入することができます。

また、家まで配送業者が届けてくれるので、車を持っていない方にはとてもおすすめです。

大量のダンボール箱は畳まれていても、わりと重いですからね……!

 

・キレイで丈夫なダンボール箱が手に入るのは郵便局

 

郵便局には小サイズ(縦175㎜×横225㎜×高さ145㎜)~特大サイズ(縦345㎜×横445㎜×高さ340㎜)までの4タイプのダンボール箱を購入することができます。値段も一番小さいのが100円、一番大きいのが370円と手ごろな値段です。

郵便局のダンボール箱はとにかくキレイです!いえ、ほかのダンボールが汚い、というわけでは全くないのですが、郵便局のダンボール箱は厚くて真っ白。『新品』感がすばらしいです。

郵便局にいけば、見ることができるので、お金をおろすついでにぜひのぞいてみてくださいね。

 

・本を入れるのに便利なダンボール箱がもらえるのはドラッグストア

 

お金はかけたくない!という人におすすめなのがドラッグストアでもらってくる、という方法です。「スーパーじゃないの?」と思われたかもしれませんが、スーパーは個人的にはあまりおすすめできないかなあ……と思います。

その理由は、スーパーのレジ横に積み上げられたダンボール箱のなかには食品を入れていたものもあるから。カップ麺などなら問題ないのですが、野菜を入れていたダンボール箱などは湿っている場合もあり、そのダンボール箱のなかに無造作に混ざっているダンボール箱は保管状況が良いとは言えません。

その点、ドラッグストアは洗剤などの重い物の梱包用のダンボール箱などが手に入るので、おすすめです。

中でも、わたしがおすすめしたいのは500mlのペットボトル24缶入りのダンボール箱。強度もありますし、大きさも手ごろです。

洗剤や芳香剤が入ったダンボール箱も強度的には良いのですが、なかには匂いが強く、ダンボール箱に残ってしまっているものもあるので注意が必要です。

 

新品のダンボール箱をすぐに欲しいという方は、ホームセンターや郵便局、時間に余裕がある方はネットショップ。中古でも気にしない!という方はドラッグストア、など、用途に合わせてダンボール箱を探してみてください!

~宅配買取編~

本はダンボールにきれいに詰めた!ダンボールの底はH貼り(Hの文字のようにテープを貼る)もしたし、底抜けする心配なし!というわけで、いざ、宅配買取に挑戦してみました。

 

○宅配買取とは

 

宅配買取とは『店舗をもたずに1つの拠点で全国の依頼に対応する形態』のことなのだそう。店舗を運営すると維持費がかかりますが、店舗を持たない宅配買取はそのぶん利益をあげやすくなります。そのぶんの利益を、買取価格に還元しているため、本をより高値で買い取ってもらえるのだそうです。

 

【宅配買取の利点】

・ダンボールに本を詰めて、集荷に来てもらうだけなので、運ぶ手間がかからない

・査定の待ち時間がない(拘束時間がない)

・店員に顔を合わせずに利用できる

・往路分の送料は買取店が負担してくれるところがほとんど

・キャンセルした場合も返送の送料がかからない買取店も多い

 

万が一、キャンセルした場合にも返送の送料がいらないお店がある、というのは心強いですよね!

わたしはその昔、『査定額50万円』と言われ、小躍りして宝石を買取店に送ったところ、『10万円なら買い取ります』と査定額とまったく違う額を言われたことがあります。「返送してもいいですが、送料はお客様持ちです」と言われ、はらわたが煮えくり返りました。返送料無料なら、そのような『足元を見る』お店じゃない、ということの証明にもなりますよね。

また、地味に嬉しいのが『店員に顔を合わせずに利用できる』ということ。

「こいつはこんなものが好きなのか」と思われると恥ずかしい、アダルトコミックってなかなか売りに行けないもの。でも、こういうもののほうが意外とプレミアがついたりして、高値になるものなのです。

 

○どんなものを買い取ってもらえるの?

 

基本的に書店で売られているものなら、どんな本でも買取ってもらうことが可能です。

ただ、お店によって「この分野に強い!」という得意・不得意があるので、宅配買取を利用する際は売りたいもののジャンルに強いお店を選ぶのがポイントです。とくに同人誌は、不得意な買取店と専門店では雲泥の差になるので注意してください。

以下、実際に買い取られている本のジャンルは以下のようなものです。

 

・漫画

・小説

・雑誌

・絵本

・洋書

・写真集

・地図

・専門書

・参考書

・ラノベ

・同人誌

・教材

 

逆に中古市場では、発行年数の古い百科事典や辞書は不人気です。また、ISBNがついていない本は買取れないのだそう。

 

○本を高く売るポイント

 

本を売るならできるだけ高く売りたいですよね!とはいえ、家にある本のなかでどの本が高く売れるものなのかわからない……。そんなときは以下のポイントを参考にしてください。

 

・希少性が高いもの(有名な本の初版、絶版になっているもので状態がよいものなど)

・使用感のないキレイなもの(『美品』とタイトルをつけて売れるので人気があります)

・セットでそろっているもの(漫画などはシリーズ全巻そろっているものは買取価格があがります)

・発売日から日が経っていない本(新刊は購入希望者も多いです!)

 

○さいごに

わたしも無事に漫画本全巻を宅配買取してもらうことができました。宅配買取をお願いしているうちにダンボール箱に本を詰める技術も格段にアップするかも……!?

本を積む技術をマスターすれば、これからの引っ越しなどにも役に立つので、どんどんスキルを鍛えてくださいね!

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